エクアドル産カカオ75%のダークチョコレートにウイスキーの香りのカカオニブ
Academy of Chocolate 2021 銀賞受賞
南米エクアドルの海岸沿いに位置するエスメラルダス州、自然森林保護区内のカヤパス川流域で収穫される希少品種のカカオ豆を使用したカカオ含有率75%のダークチョコレート。
タブレットの裏側には、同じエクアドル産のウイスキーの香り纏うカカオニブをのせました。
地元ボルツァーノの4つ星ホテルでウイスキー製造を行う彼らと出会い、意気投合したことがきっかけで生まれたコラボレーションのタブレット。
ステファン・ヴォルジャー氏とマンフレッド・ヴォルジャー氏の2人の兄弟が経営するヴォルジャー・ジェナス社は、ボルツァーノの4つ星ホテルにクラフトビール工房と蒸留所を所有し、リダンツァ渓谷に流れるわき水と同州内で収穫されるトウモロコシと大麦を原料にアメリカン・バーボンスタイルでのウイスキーを製造しています。
新しいタブレット商品を考案している中で、ステファン氏がクラッシュしたカカオ入りのものが好みだということを聞き、このアイデアに達し、コラボレーションが実現しました。
カカオニブを7日間ウイスキーに浸した後、乾燥。アルコールを蒸発させ、香りだけを残したニブをダークチョコレートにのせて仕上げました。
フローラルな香りを基調として程よい苦味と酸味のある味わいに、噛むと口いっぱいに広がるウイスキーの風味が一体となり、長く強くアフターテイストとして味わいをより一層深いものとさせてくれます。ニブの香ばしさと食感もアクセントとなっています。
【カルーナ チョコレートについて】
イタリア・南チロル地方の山間で家族で営むクラフトチョコレートメーカーです。
2014年に大学で専攻していた「平和と争い」という研究のため南インドを訪れていたアルミンとカティア。
滞在中にカカオ農家の地元住民と出会い、カカオに魅了されたことがきっかけで独学でチョコレート作りを始めました。
当時イタリアではカカオ豆からチョコレート製造を行っているメーカーはごくわずかしかなく、家族総出でチョコレートの研究に取り組みました。
その後、2018年に本格的にチョコレートの販売を開始しました。
その評判は瞬く間に口コミで広がり、翌年の2019年にはインターナショナル チョコレート アワード、アカデミー オブ チョコレートのそれぞれの部門で賞を受賞しました。
ブランド全ての商品が動物由来の素材不使用という体にも地球にも優しいチョコレート。
カカオとの出会いの場所であるインドの地域に支援活動を行うなど、生産農家の生活水準の向上にも貢献しながら、2020年からは使用するパッケージを地球環境に優しい素材に切り替え、人と自然の共生をテーマにチョコレートづくりを行っています。
カカオの選別に強いこだわりを持つアルミン氏が使用するカカオ豆は、厳選した小規模な地域の有機認証農家とのフェアトレード貿易を行ったものです。
それぞれの産地のカカオ豆が持つ、特別な香りや味わいを引き出すため、タブレットは全てシングルオリジンにこだわり、アルミン氏自身が好きだというフルーティーな果実感を重視しています。