メキシコのジャングル奥地の古来種のカカオを使用した限定版チョコレート
ボナの「セルヴァ・マヤ」と同じメキシコのジャングル奥地のカカオを使用しています。
その農地の一角に出産を控えたジャガーが居ついたため、出産の妨げにならないように4ヘクタールほどの土地を立ち入り禁止にしてカカオの収穫はそのエリアを除いて行っていたそうです。
やがて赤ちゃんジャガーが誕生し、ジャガー親子が去った後、そのエリアのカカオ豆を確認したところ、その4ヘクタール以外のエリアのカカオとは遺伝子的に異なるものでした。
100年ほど前にそのエリアの所有者が厳選したカカオを育てていたためだそうです。
このカカオだけで作ったチョコレートは「セルヴァ・マヤ」とは風味が似ている部分もありますが、フルーティーでウッディーな香りを持ち、男性的な力強い味わいのカカオ含有率75%のビターチョコレートです。
「クナ・バラム」はメキシコの先住民族マヤの言葉で「赤ちゃんジャガー」という意味です。
このタブレットはフランスでも限定発売のリミテッドエディションです。
【ボナについて】
BONNATは1884年にフランスの南東部にあるヴォアロンで、フェリックスボナによって創業され、現在は4代目のステファンボナが受け継いでいます。
100年以上続く家族経営の中で製法や技術はもちろん、世界各地のカカオ農園との確かな信頼関係、チョコレートへの熱い想いが代々受け継がれています。
BONNATは、製法や機械を変えず、カカオの買い付けから焙煎、製造の全てを自社で行っており、そのため生産量も極めて少なく、BONNATは入手の難しい“幻のチョコレート”と呼ばれており100年以上にわたり「本当のチョコレート」を作り出しています。
現在、最新機器を導入し、流行に合わせたチョコレートを生産するアーティスティックなショコラティエが多数存在するなか、100年以上前も現在もカカオの素材そのものの味・質・価値にこだわり続けていることがBONNATの魅力であり、「歴史」がBONNATの特筆すべき点です。
ステファンボナは年に数回自ら世界中のカカオ農園を訪れます。それは品質の見極めだけでなく現地の生産者とのコミュニケーションを大切にしているからです。
最近では目にする機会の増えた単一の産地のカカオ豆だけを使用したチョコレートですが、実はBONNATが世界で初めてシングルオリジンチョコレートの製造に成功しました。
BONNATのチョコレートはレシチンや香料を一切使用していないため、シングルオリジンチョコレートからはそれぞれのカカオの風味の違いを感じられ、日本はもちろん世界でも人気のチョコレートです。
土屋シェフは何度もヴォアロンのボナのショップを訪れており、カカオストアのオープンからずっとBONNATのタブレットをカカオストアで販売しています。
パッケージもおしゃれな色合いとデザインでフランスらしさを感じることが出来ます。